「福利厚生がいい会社に行きたい」人に、必ず聞く質問があります
「福利厚生がいい会社に行きたい」とおっしゃる方に、私たちが必ず返す質問があります。
「今の会社で、実際に使っている福利厚生は何ですか?」
これに、すらすら答えられる人は多くありません。「福利厚生が手厚い」と言われている会社に勤めている方でも、です。
福利厚生という言葉は、それくらい中身があいまいなまま使われています。そして答えを掘っていくと、本当に気にしていたのは福利厚生ではなく年収だった、ということが少なくない。いろいろな不満が「福利厚生」の一語にまとめて乗っているだけのこともあるのです。
だから、会社選びで最初にやることは、制度の数を比べることではありません。自分が何を使うのかを、はっきりさせることです。
入社前は魅力的に見えて、入ると使わないもの
先に、見落とされがちな落とし穴の話をします。
入社前に「これはいいな」と思うのに、入ってみるとほとんど使わない福利厚生があります。代表が、保養所です。「あったら使うはず」と思っていたのに、結局一度も行かなかった、という声は本当に多い。
退職金も、もちろん大事です。ただ、「会社選びで一番大事な要素か」と言われると、そこは人によります。
共通するのは、「今の自分が持っていないもの」ほど、魅力的に見えるということです。手元にないものは、よく見える。でも、それを自分が本当に使うかどうかは、まったく別の話です。
毎月の生活に残るもので選ぶ
逆に、入社後にしっかり使われる福利厚生は、だいたい決まっています。
ひとつは、フルフレックス。夕方に一度抜けて私用を済ませ、その分を今月のどこかで働く、という使い方ができます。平日の昼に自分の時間を作れると、生活の自由度がはっきり変わります。
もうひとつは、住宅手当と資格手当。建設会社では、ここに大きな金額をかけている会社があります。毎月の手取りに直接残るので、使っている実感がいちばんはっきりする福利厚生です。
この2つに共通するのは、「毎月、目に見えて使う」という点です。会社を比べるなら、こうした制度が自分の暮らしに当てはまるかどうかで見ると、判断を外しにくくなります。
結局は、自分の生活に返ってくるか
ここまでをひとことにすると、福利厚生は「制度がいくつあるか」ではなく「自分の生活に実際に返ってくるか」で見る、ということです。
フレックスなら、自分が本当に使う働き方なのか。住宅手当なら、自分の住まいが対象になって、毎月いくら手取りに乗るのか。資格手当なら、いま持っている資格に手当がつくのか。こうして自分の生活に当てはめると、その会社の福利厚生が自分にとって価値があるのか、すぐに分かります。
そして、もし掘り下げた本音が「年収を上げたい」なら、福利厚生という言葉でくるまずに、年収そのもので会社を比べたほうが、納得のいく結論にたどり着きます。
私たちが面談で最初の質問にこだわるのは、ここを言葉にしないまま動くと、転職先でまた同じ不満が出てくるからです。「福利厚生がいい会社」を探す前に、「自分が使う福利厚生は何か」を一緒に整理する。それだけで、見るべき会社はかなり絞れます。
何が不満なのか自分でもうまく言葉にできない、という段階からのご相談も、ガウディキャリアでは歓迎しています。
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ガウディキャリア INSIGHT 編集部
監修:ガウディキャリア(株式会社Wheelsup運営、有料職業紹介事業 14-ユ-301559)
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